当協会北海道支部主催「交通事故防止特別研修と代行利用促進のための講習会」実施 » 公益社団法人 全国運転代行協会

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当協会北海道支部主催
「交通事故防止特別研修と代行利用促進のための講習会」実施

4月20日(日)、札幌市中区「かでる2.7」道民活動センターにおいて、当協会主催の交通事故防止特別講習会が開催されました。
この講習会に当協会丹澤会長が講師として出席、北海道警察本部交通部交通企画課の屋代警部とジェイ・ディ共済協同組合(以下:JD共済)の金澤専務理事がご来賓・特別講師として出席されました。

 2014年4月20日 北海道講習会 丹澤会長講演

最近、各地で変更届出義務の違反がますます増えていると報告があります。特に沖縄県では3月24日付で保険加入状況報告書の未提出を理由に83件の指示処分が出されました。
丹澤会長は講演の中で、各地の事例から変更届の提出に関する問題について、「万全な補償は利用者を守るため。そもそも保険というものは前払いが基本であり、利用者のことや雇用しているドライバーのことをきちんと考える事業者は、年間を通じきちんとした補償のもとで営業するはず」と出席者らに投げかけました。

また、当協会が後援している『JD共済presents SDD全国こども書道コンクール(飲酒運転根絶を願う子どもたちのメッセージ書道を募るコンクール)』が全国へ急速な広まりを見せています。丹澤会長は、運転代行業の必要性が各地で重要視されていることについて、「運転代行業をPRし、利用を広く呼びかけるとともに、利用者へ安心・安全・快適なサービスを提供しなければいけない。運転代行業界は、より信頼される業界へと変革する時期を迎えている」と述べました。

JD共済金澤専務理事の事故防止講習会では、日ごろの心構えや心がけによって、多くの事故を防ぐことができ、事故をなくすためには習慣づけが必要と力説。「二人のプロドライバーが一緒に動くからこそ、二人の目でチェックできるメリットがある。二人で声を掛け合って息を合わせればもっと効率的な業務ができる」と述べました。

 

 2014年4月20日 北海道講習会 金澤専務理事講演
2014年4月20日 北海道講習会 事故防止講習   

続いて屋代警部より、道内の交通事故分析や数値に基づいた話題を中心に、適正な営業や確実な補償について説明され、「優良運転代行業者評価制度」の創設を受けて、優良と認定された事業者が北海道で、これからもっと増えてほしいと強調されました。

北海道警察提供の資料、『自動車運転代行業者に係る死亡事故及び違反の状況』によると、北海道では平成15年から平成26年にかけて、運転代行業務中に8件の交通死亡事故が発生しています。これらの事故には、「従事者が死亡した」、「横断歩行者を死亡させた」、「従事者と利用客が死亡した」とあり、交通安全へのさらなる意識向上と、知識と技術の修得が急務とされています。
同資料から以下3項目に注目します。

①道路交通法違反(自動車の使用者の義務,代行運転2種免許など)や自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律(変更届義務違反,損害賠償措置義務違反など)の発生がたびたびあり、事業主の正確な知識の修得と法令遵守がより一層重要である。

②代行車・代行随伴車の交通事故実態を見ると、時間別発生状況に一定の特徴があり、20時から24時と2時から4時(26時から28時)に、事故が集中して多く発生している。

③多くの事故が操作不適、前方不注意、安全不確認など安全運転義務違反によって発生していることから、各事業所で基本に立ち返った安全運転教育を、日常的もしくは頻度を上げて定期的に実施することが望まれる。

北海道支部をまとめている樋渡支部長の日ごろからの精力的な動き、また北海道警察本部のご協力により、北海道運転代行事業者を対象とした交通事故防止特別研修会は質の高い研修内容となりました。これを機に北海道の事業者が一丸となって、より一層事故なく“安心できる・信頼される”ように、各社ステップアップされることを切に願っております。

 2014年4月20日 北海道講習会 樋渡支部長

 

 

 

 

 

 

 

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