2013年8月4日(日)奈良県支部主催「奈良県自動車運転代行業適正化講習会」が開催されました。
講習会は、山内支部長の挨拶に始まり、続いて行政担当官より講話をいただきました。
奈良県警察本部 交通部 交通企画課担当官は、県下の交通事故の状況と、運転代行適正化法について説明し、また、業界が適正かつ健全な営業をすることが業界全体の拡大につながると話され、気が引き締まる思いを抱いた事業者も多くいました。
続いて、国土交通省 奈良運輸支局 運輸企画専門官から、「環境改善プログラムと省令改正」についての説明がなされました。AB間輸送や随伴車へのペイント化に関する質疑応答には、しっかりと線引きをした回答をくださり、事業者から分かりやすかったとの声があがりました。
当協会 丹澤会長からは、3月31日より施行された随伴車へのペイント化について、また、優良運転代行業者評価制度の進行状況について説明がありました。
その中で、「今回、行政当局のご尽力により法令改正が実現して業界の適正化が加速することが期待されていますが、法令改正について業者自身の自覚がまだ不足しているように感じています。こうした業界の現状を受け、行政処分を含めた罰則が強化されていることを十分認識し、どのような法律があっても、いくら法律が変わっても、これを全事業者がきちんと守らなければ、業界が健全化されない」と、業界の自助努力の大切さを強調しました。
今回の講習会では、ジェイ・ディ共済協同組合の金澤氏による「運転代行業における事故防止」と題する講演がなされました。運転代行業に特化した内容は、出席者に好評でした。
この講習会は、行政担当官の皆様、ジェイ・ディ共済協同組合のお力添えと、奈良県支部の努力により盛況のうちに閉会となりました。