12月7日(金)那須塩原警察署大会議室で栃木県警察本部交通部交通企画課並びに栃木県県土整備部交通政策課により「那須塩原・大田原地区自動車運転代行業合同研修会」が開催されました。栃木県警察本部交通部交通企画課から当協会栃木県支部に講演の依頼をいただき、板橋支部長が参加しました。
開会にあたり、那須塩原警察署浅井勇一交通管理官が研修会の趣旨・目的を述べられました。
県土整備部交通政策課から、利用者の安全確保と適正な運営 また、自動車運転代行業者の主な遵守事項等について講演に続き、県警本部交通企画課から、運転代行業務中の事故防止対策に始まり、県内で近年発生した事故の状況の報告のほか、運転代行業者用備付簿冊に対する講演をされました。
次に、板橋支部長からは、運転代行業界の全国各地域における現状と県内とを比較して明白な事は、県内は保有台数が多いとはいえ、これだけ多くの事故が起きている原因として、「交通ルールを守らない」以前に「守っていては、利益が取れない」。即ち、代行料金の改正をしなければならないという論理の流れが成立します。
料金の値上をする事が、適正な業務運営につながるほか、事故防止にもつながる。また、運転代行の業務は、深夜に様々な種類の車を運転する技術と、飲酒したお客様に対応することで、大変な神経と体力が必要とされ、加えて二人一組で行わなければならない業務です。当然タクシー料金より低い料金で良いはずがない。料金を適正水準にすればAB間輸送も自然に無くなる事と説明しました。
最後に、代行業界の今後の展望として料金メーターと業界の情報、加えて、公益社団法人である当協会の社会的重要性について説明をしました。
公益社団法人全国運転代行協会 栃木県支部の報告から