公益社団法人　全国運転代行協会

　この度、公益社団法人全国運転代行協会 会長の大任を仰せつかることになりました、板橋勇二でございます（令和４年６月27日就任）。
　大変長きにわたり、運転代行業界の発展に尽力された丹澤前会長の後を引き継ぐことは、重責であり身の引き締まる思いで一杯でありますが、全身全霊で務めさせていただく所存でございます。　　

　当協会は平成８年社団法人全国運転代行協会として発足、平成23年に内閣府より認定を受け、平成24年４月１日からは公益社団法人として交通安全を願い、飲酒運転根絶を実現するための諸活動を主な目的に掲げ、活動を続けてまいりました。

　さて、現在、運転代行業界は様々な課題を抱えております。なかでも、「長引くコロナ禍という苦境に陥っておられる皆様の事業継続に向けた支援」と「業界のさらなる発展のための健全化と適正化の推進」という喫緊の課題につきましては、行政との綿密な打合わせや要請書等の提出など、引き続き、当協会が業界団体としてしっかりと取り組んでまいります。
　しかしながら、会員の皆様のご協力なくしては、これらの取り組みを円滑に進めていくことは成し得ません。当協会本部では、今後も引き続き、国や都道府県に対して、支援要請の陳情等を行ってまいりますので、会員の皆様におかれましても、それぞれの地元において、事業者の皆様が一致団結し、公益社団法人の活動として、行政への働きかけを進めていただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。
　運転代行業は、国からエッセンシャル・ワーカーのひとつの業種として位置づけられており、「飲酒運転のない社会をつくり地域住民の安全と安心を守る」という使命を担った交通サービスでございます。会員の皆様が厳しい状況に置かれていることは重々承知しておりますが、この苦難を乗り越えるためには、本部も会員の皆様も、常にこの使命感をしっかりと持ち、一丸となって行動していくことが必要でございます。どうか引き続きご協力を賜りたく、重ねてお願い申し上げます。
　最後になりますが、新型コロナウイルスの影響が一日も早く解消され、皆様の事業が回復することを、心より祈念いたしております。
　『今の苦境を、会員の皆様とともに、何としてでも乗り越え、業界を守り抜く』という覚悟の意思を表明し、私の新会長就任の挨拶とさせていただきます。

公益社団法人全国運転代行協会
会長　板橋　勇二