協会沖縄県支部(新崎理事・前支部長、間瀬場支部長)では、米軍基地の中まで送る運転代行サービスを2月1日から開始しました。昨年11月、基地内のレストランなどのサービス部門を運営するAAFES(米陸軍・空軍エクスチェンジサービス)から「米軍の飲酒運転を減らしたい」との要請があり、支部との独占契約が結ばれました。
支部会員15社のうち、従業員の基地内パス申請などを済ませた6社約30台の随伴車が県内すべての基地を対象に業務を行います。これに備えて県支部では運転代行専用ダイアルを2回線設置、午後8時から午前5時までオペレーターが英語で依頼を受け、同支部の共同無線で配車する仕組み。運転代行専用ダイアルは県内の全基地に周知されています。
代行料金は県支部加盟社で統一し、2キロまで1,600円、加算料金はキロ当たり200円、原則支払いは日本円で。代行を行う6社の代表者は米軍嘉手納基地でオリエンテーションを受け、信号機がなく制限速度が厳しい基地内特有の交通ルールを学んでいます。
交渉にあたった新崎理事は「運転代行業者が全国一多い沖縄県だが、協会加盟率は低い。この基地内サービスをきっかけに加入社を増やし、白タク行為をしないなどの適正営業を徹底させたい」とのことでした。
なおAAFESから、横田基地と座間基地にも運転代行サービスの導入を検討するよう、協会本部に申し入れがあり、東京都山口支部長、神奈川県霜鳥支部長にそれぞれお伝えしました。
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